「配当利回り」「配当性向」ってどんなこと?
長期保有の銘柄に選びに欠かせないのは「配当金」ではないでしょうか。配当利回り、配当性向をチェックすることで、より効果的な投資が可能になります。
配当利回りを重視しよう
「配当利回り」とは、その株に投資をした時にリターンとして得られる1株当たりの配当金が、株価に対して何パーセントになるかということを表す指標です。
「配当金」が一定であれば、株価が低いほど配当利回りは高くなります。つまり、配当利回りが高いほど、投資効率がよいということになります。長期保有を考えている人にはとても重要な指標です。
現在、東証一部に上場している企業の配当利回りの平均は1.2パーセント前後・電力株など配当金が高い業種は、配当利回りが1.5パーセントを超えるなど、銀行預金金利と比べると、かなり高水準となります。日経新聞に、東証一部、東証二部、ジャスダックの全銘柄の平均利回りが掲載されているので参考にしてみてください。
1960年代後半までは、配当利回りは4パーセントを上回っていました。しかし、株価水準の全般的な上昇によって急に低下。現在では、配当利回りよりも、配当金に値上がり益を足した総合利回り(投資収益率)の方が重視されています。
また日本の企業は安定配当にこだわり、業績がよくても悪くても配当金額を変えない企業が多いのも特徴です。そのため、配当利回りだけで企業の業績をつかむことは難しくなっています。
株主重視の経営なら配当性向も高い?
「配当性向」は、その企業が当期純利益のうち、何パーセントを配当金にあてているかを示す指標で「配当支払率」とも呼ばれています。
配当性向は、一株当たりの年間配当金の合計を1株当たり利益(EPS)で割って計算します。税抜き後の当期純利益ではなく、税引き前の当期純利益がべースになることもあります。
配当性向が高ければ高いほど、多くの利益を株主に還元できているといえます。裏を返せば。配当性向が低いと利益処分に余裕があるということ。つまり、内部留保率が高いことを意味します。
しかし、先にも述べた通り日本の企業には利益が多い、少ないに関係なく安全配当政策をとる企業が多くなってきました。配当性向は、こうしたことを踏まえた上で参考にしなければなりません。
まとめ
低金利時代の現在、配当利回りは多いに注目されている。特に長期保有を考えている場合にはとても有効です。
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