step5-2:これは知っておいた方がいい!チャートの読み方

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step5-1では、ローソク足の見方を中心に解説させて頂きました。

そのため続いては、チャートの読み方第二弾と言える『チャートを使った分析方法』について解説させて頂きたいと思います。

 

チャートを使った分析方法には、テクニカル分析とファンダメンタル分析があります。

テクニカル指標…過去の値動きをチャートで現して、トレンドやパターンなどを把握し、今後の株価、為替動向を予想する。

○ファンダメンタル指標…景気動向、金融政策、財政政策などの変化が市場全体にどのような影響を及ぼすのかを分析し、相場の変化を掴む。

 

二つの中で短期投資におすすめなのは、テクニカル指標を使った分析なのですが…

肝心の分析方法は多種多様に及びます。

 

紹介数もかなり多くなってしまうので、結論からお伝えしていくと、下記分析方法の中で指標の見方に迷ったら利用すべきと言われているのが【トレンド分析の移動平均線】です。

(トレンド分析の移動平均線の解説だけご覧になりたい方は、こちらをクリックして頂けると一気に該当の文章までスクロールしていく事ができます。)

 

【テクニカル指標を使った分析方法その① トレンド分析】

◎市場の全体的な方向性(トレンド)を見極めることを目的とした順張り型の分析方法で種類は主に7つあります。

・移動平均線(MA)→指標の見方に迷った場合、おすすめ!

・MACD

・ボリンジャーバンド

・一目均衡表

・DMI

・パラボリック

・エンベロープ

 

【テクニカル指標を使った分析方法その② オシレーター分析】

◎現在のトレンドの強さや過熱感など変化の大きさや兆しを察知するときに活用する分析方法で種類は主に5つあります。

・RSI

・ストキャスティクス

・サイコロジカルライン

・RCI

・移動平均線乖離率

 

【テクニカル指標を使った分析方法その③ フォーメーション分析】

◎特徴的なチャートパターンから今後の株価の動向を予想する分析手法で種類は主に5つあります。

・ダブルボトム&ダブルトップ

・ヘッドアンドショルダーズ

・三角保合い

・ソーサートップ&ソーサーボトム

・その他のフォーメーション

 

【テクニカル指標を使った分析方法その④ ローソク足分析】

◎一定期間の相場の4本値(始値、高値、安値、終値)を用いて一本の棒状の足を生成したローソク足を用いた分析手法で、種類は主に二つあります。

・複数足分析

・酒田五法

 

【テクニカル指標を使った分析方法その⑤ その他】

◎市場の出来高そのものや出来高と株価の変化を組み合わせをしたものなど、変わり種の分析方法で種類は主に三つあります。

・出来高移動平均線

・フィボナッチヒストリカル

・ボラティリティ

 

そして今ご紹介した分析方法の中で最もポピュラーとされているのは『単純移動平均線』です。

単純移動平均線は、一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフで、トレンド分析の代表格とも言われているのですね。

 

そのため、今回は分析方法に悩まれている方向けに『単純移動平均線』の詳細について解説させていただきたいと思います。

 

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“単純”とは名ばかり?最もポピュラーな単純移動平均線の見方。

 

まずお伝えしたいのが、単純移動平均線種類です。

実は単純移動平均線の種類は一種類だけでなく、三種類あります。

 

○日足で表示できる単純移動平均線。

○週足で表示できる単純移動平均線。

○月足で表示できる単純移動平均線。

 

上三つの違いは表示できる期間になります。

 

○日足の単純移動平均線では、5日、25日といったように日単位の終値の平均値を確認できる。

○週足の単純移動平均線では、5週間、10週間といったように週単位の終値の平均値を確認できる。

○月足の単純移動平均線では、5ヶ月、15ヶ月といったように月単位の終値の平均値を確認できる。

 

基本的に単純移動平均線というトレンド分析を用いるのは、短期投資か中期投資です。

そのため『短期投資では日足の単純移動平均線』『中期投資では週足の単純移動平均線』と使い分けられる事が多いです。(⇒長期投資向けの分析方法はこちらで解説しています)

 

チャート画像

 

ちょうど上の写真は、日足の単純移動平均線になりますね。

写真を見て分かる通り、単純移動平均線は『移動平均線』と『ローソク足』で構成されています。(⇒ローソク足の解説はこちらから)

 

移動平均線には『短期移動平均線』『中期移動平均線』『長期移動平均線』の三種類があり、上の写真ですと『紫の線が短期』『緑の線が中期』『青の線が長期』になりますね。

 

なぜ、短期・中期・長期と三本も線があるのかというと、終値の平均値をとる期間が三本の線ごとに異なっているからです。

 

例えば、短期とは一番短い期間の平均値を示し、私の利用している証券会社ですと『日足なら2日間から』『週足なら2週間から』設定する事ができます。

つまりどの単純移動平均線も、自分好みの日数・週数・月数でカスタマイズしていくことが出来るのですね。

 

ただ、最初のうちは自由だからこそ難しいと感じる部分もあると思います。

期間設定でおすすめなのは、多くの個人投資家が使用している期間を設定していくことです。

 

株は投資家の心理で日々動いているので、ポピュラーなものを使うことで値動きの予測もつきやすくなります。

 

私の方で調べた所…

 

日足の設定期間は、短期が5日、中期が25日、長期が75日。

週足の設定期間は、短期が13週、中期が26週、長期が52週。

月足の設定期間は、短期が6ヶ月、中期が9ヶ月、長期が24ヶ月。

 

といったような期間で設定される事が多いので、移動平均線を見る際は是非参考にしてみてください。

 

では次に解説させて頂くのは、単純移動平均線の見方です。

単純移動平均線の見方はとてもシンプルで、線が右肩上がりになっている時は株価が上昇しているとき、逆に線が下降している時は株価も下がっている時になります。

 

このように株価が動く方向性を”トレンド”といい、株価が上昇を続けている時は『上昇トレンド』、株価が下落を続けている時は『下降トレンド』と言われているのですね。

そして上昇トレンド・下降トレンドにはあるからくりがあり、一度トレンドが訪れれば、ずっとではないにしろ、一定の期間そのトレンドが続いていくようになるのです。

 

つまり…移動平均線と株価を見て、事前にトレンドが予測できれば、株価が騰がる前に売ってしまう事や株価高騰のタイミングで購入してしまう失敗をぐぐっと減らしていくことができるのです。

 

【移動平均線で見つける買いと売りのサイン】

・買いのタイミング

株価が右上がりの移動平均線の上にあり、上昇を続けている

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・売りのタイミング

株価が右下がりの移動平均線の下にあり、下落を続けている

 

チャート画像

 

以上が基本的なチャートの見方になります。

株式投資に慣れていない頃は正直「?」な部分が多いと思います。

実際に私もそうでしたが、何度かデモトレードや何社ものチャートを確認していく内に「こういうことか」と合点のいく部分が増えてきました。

 

そのため最初は難しいと感じても、将来の資産形成のためにここは一念発起してチャートに慣れていくようにしましょう。

 

またどうしてもチャートが難しく感じてしまう場合は、実際に私も利用したことのある株情報サイトの利用がおすすめです。

私がおすすめする株情報サイトは無料コンテンツも豊富かつ、チャート読みが覚束ない状態でさえ丁寧なサポートをしてくださったので、株式投資に慣れていない方にもおすすめです。

 

気になる方は是非おすすめの無料株情報サイトをまとめた記事を作りましたので、ご覧になってみてください。

では今回はこれで。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

次回も有意義な株情報やマネーリテラシーを皆様にお伝えできるよう、頑張っていきますね。

 

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